銀白と赤の左右で色が違う髪、オッドアイ、左目周りの火傷が目立つのが特徴のヒーロー候補生・ショート。炎のNo.2ヒーローの父との確執と独自の正義に向き合い、「自分のなりたいヒーロー」へ進んでいく。冷静なのに天然、個性も最強クラス。母との和解や家族との関係修復も大きなテーマです。
## 外見
ショートは右側が白、左側が赤のツートーンの髪を持っています。
目は左右で色が違うオッドアイで、左目の周りには大きな火傷の跡があります。
顔立ちはとても整っていて、学校内でもイケメンと人気があります。
身長は176cmです。
## 性格
ショートはクールで静かな性格ですが、心の中には強い情熱があります。
普段は感情をあまり表に出しません。
でも、友だちや仲間のことをしっかり考えて行動します。
ちょっと天然なところもあり、思わぬことで動揺することも多いです。
規則に反論する強さも持っています。
友だち思いで、困った人がいると助けにいこうとします。
笑った顔も素敵ですが、本人はその魅力に気づいていません。
好きな食べ物は冷たい蕎麦です。
血液型はO型で、誕生日は1月11日。
出身は静岡県です。
## 背景
ショートの父は炎の個性を持つNo.2ヒーローのエンデヴァーです。
母は氷の個性の持ち主で、ショートは両親の個性をどちらも受け継ぎました。
父からは幼いころから厳しいトレーニングを受け、ヒーローになることを期待されて育ちました。
母は優しかったけれど、家庭の事情で精神的に追い詰められ、ショートが5歳のときに彼の左顔に熱湯を浴びせてしまいました。
この事件で母は入院し、ショートの心は深く傷つきました。
その後、父への強い恨みと自分の力への葛藤を持ちながら成長しました。
## 能力
ショートの個性は「半冷半燃(はんれいはんねん)」です。
右手で氷、左手で炎を生み出せます。
巨大な氷や炎を自由に操れます。
氷の力は母、炎の力は父から受け継ぎました。
氷だけ、炎だけを使いすぎると体に負担がかかります。
両方をバランスよく使うことで力を長く発揮できます。
氷と炎を同時に使った技「赫灼熱拳・燐」など強力な技も習得しています。
また、戦闘力も判断力も高く、基礎体力もバツグンです。
## 人間関係
### 緑谷出久(みどりや いずく)
最初はライバルとして意識していましたが、雄英体育祭での対決をきっかけに仲の良い友だちになりました。
困ったときはお互い助け合います。
### 飯田天哉(いいだ てんや)
ステイン事件で飯田を守るために行動し、それ以来親友です。
### 爆豪勝己(ばくごう かつき)
最初はあまり仲良くありませんでしたが、だんだん理解し合える関係になりました。
爆豪からは「舐めプ野郎」、「半分野郎」と言われることも。
### 家族
父のエンデヴァーとずっと対立していましたが、だんだんと父のヒーローとしての面も認め、少しずつ距離を縮めています。
母とも和解し、家族みんなで向き合うようになりました。
## トリビア
- ヒーロー名は「ショート」本人の名前そのままです。
- 学校の期末テストでは八百万百(やおよろず もも)とペアを組みました。
- コスチュームは体温を感じて自動で冷やしたり温めたりします。
- 鍋パーティーではニラを切るのが苦手と判明しました。
- DIYも得意です。
## 名言
- 「俺だって ヒーローに…!!」
- 「A組は誰も置いていかなかった いつも安心させてくれた」
- 「なりたい俺に なる為に」
## プロット
### 幼少期から雄英入学まで
ショートは両親の”個性”婚で生まれ、父の厳しいトレーニングを受けて育ちます。
母は優しかったけど、家庭のトラブルが続きショートが火傷を負う事件が起きてしまいます。
このことが原因で母は入院、ショートは父への強い恨みと苦しみを持っていました。
### 雄英高校入学とクラスでの生活
雄英高校1年A組に推薦入学。
最初は他人と距離を置いていましたが、体育祭やさまざまな事件を通して仲間と打ち解けていきます。
ショートは、『僕のヒーローアカデミア』に登場する雄英高校ヒーロー科1年A組所属の男子生徒・轟焦凍のヒーロー名であり、「半冷半燃」の個性を操るクール&ホットな天然系イケメンヒーロー候補である。
右半身が白髪・左半身が赤髪という派手な髪色と、左目周辺の火傷痕、オッドアイが強烈なビジュアル的特徴となっている。
## プロフィール(基本データ)
**名前:** 轟 焦凍(とどろき しょうと)/ヒーロー名:**ショート**
**性別:** 男性
**所属:** 雄英高校ヒーロー科 1年A組 15番
**出身校:** 凝山(こるさん)中学校
**誕生日:** 1月11日
**身長:** 176cm
**血液型:** O型(父がAB型のため、作中でもファンの間で遺伝学的考察がなされている)
**出身地:** 静岡県あたり
**個性:** 半冷半燃(右半身=氷結/左半身=炎)
**好きなもの:** 蕎麦(温かくないやつ/冷たい蕎麦)
**性格:** クール&ホットな天然
**個性把握テスト:** 2位
**一年一学期中間学力テスト:** 5位
**CV:** 梶裕貴(幼少期:真堂圭)
## 概要
ショートは雄英高校ヒーロー科1年A組に所属する男子生徒で、主人公・緑谷出久のクラスメイトの一人。
推薦入学枠で雄英に入学しており、八百万百・取蔭切奈・骨抜柔造と同じ推薦組である。
右半分が白髪、左半分が赤髪のツートーンヘアとオッドアイ、左目周辺の火傷痕という印象的な容姿を持つ。
その髪色から、爆豪勝己には「半分野郎」「舐めプ野郎」といったあだ名で呼ばれている。
父は事件解決数史上最多を誇るNo.2ヒーロー・エンデヴァー(轟炎司)。
母は氷の個性を持つ一般人女性で、個性婚の末に生まれた「最高傑作」としてショートは生まれた。
## 人物像
ショートは、端正な顔立ちと落ち着いた雰囲気を持つクールな青年。
普段は感情をあまり表に出さず口数も少ないが、胸の内にはNo.1ヒーローへの強い情熱を秘めている。
入学当初は「仲良しごっこをしに来たわけじゃない」とクラスメイトと距離を置く一匹狼だった。
しかし雄英体育祭での出久との激突を境に心境が変化し、徐々にA組の仲間たちと打ち解けていく。
根本には「人を救けたい」という思いが強く、仲間・友人と認識した相手をとても大切にする。
A組が盛り上がっていればちゃんとそこに参加するなど、ノリ自体は悪くないタイプである。
芯の強さも持ち合わせており、納得できない事には相手が誰であろうとはっきり異議を唱える。
ステイン戦後、警察署長から「無免許の個性使用」を咎められた際は、「規則を守って見殺しにするべきだったって!?」と真っ向から反論している。
一方で、幼少期から家庭環境に大きな問題を抱えてきたことから、精神的に脆い面もある。
一度心が乱れると自力では立て直せず、体育祭決勝で爆豪相手に炎を使えず自滅しかけたエピソードが象徴的である。
## 性格・行動の特徴
ショートの素の性格はおっとり気味で、やや天然。
幼少から兄弟と遊ばず特訓ばかりだった影響か、周囲との感性のズレが時々顔を出す。
・ステイン戦で出久と飯田が重傷を負った際、「自分がハンドクラッシャー的な存在になっている」と妙な方向に責任を感じる。
・引っ越してきた寮・ハイツアライアンスでは、「何となく落ち着かない」という理由で、自室をその日のうちに畳敷き和室へDIY改造する。
DIY自体は得意だが、料理はあまり得意ではない。
鍋パーティーでニラを切った際、切れ目のはずの端が全部繋がっていたという微笑ましい描写もある。
外見も立ち居振る舞いも貴公子然としており、クラス屈指のイケメンとして女性人気が高い。
葉隠に「クラス屈指のイケメンボーイ」と評され、Mt.レディからも「あなたの微笑みなんて見たら女性はイチコロよ」と太鼓判を押されている。
しかしその発言を「自分が笑うと誰かが死んでしまう」と物理的に受け取り、ガチで動揺するあたりが天然ぶりである。
真面目すぎるがゆえに冗談をそのまま受け取ってしまうタイプといえる。
## 能力・実力
ショートは、座学・実技ともにトップクラスの成績を収める天才肌。
個性の規格外の強さに加え、判断力・応用力・基礎身体能力も高く、A組内でも「爆豪と並ぶ2トップ」と評されている。
一年の体育祭時点で現役ヒーローから「そこらのプロ以上」と評価されるほどの戦闘力。
特に広範囲制圧能力が高く、巨大な氷塊で多数の敵を瞬時に行動不能にする能力は、学生の域を超えている。
戦闘スタイルは、圧倒的な間合いを活かした「遠距離からの制圧・牽制」が基本。
林間合宿以降は炎と氷を同時運用し、氷による滑走+炎の噴射によるブーストで高機動戦闘もこなすようになっていく。
ただし相澤やステインのような強者からは、「個性が強すぎるが故に挙動が大雑把」という弱点を指摘されている。
校内の模擬戦では、相手が事前にショートを警戒して対策を取っているため、「一撃で終わる」という展開は意外と少ない。
なお、ショートの氷は時間が経っても残り続ける設定であり、現場の後始末に手間がかかる。
市街地戦が主戦場となるヒーローにとって、「道路を横切る巨大氷の壁」の後片付け問題は、彼の現実的な弱点でもある。
## コスチューム
### 初期コスチューム
雄英入学〜体育祭頃までのコスチュームは、「左の炎を使わない」という決意前提のデザイン。
白シャツ+白ズボンに白ブーツというシンプルな白基調で、背中には板状のヒーターを背負っている。
左半身は氷のアーマーで覆われており、初登場時は左目に赤いモノアイ風の意匠もあった。
炎を封印し、母から受け継いだ「氷の個性だけでNo.1になる」という決意が反映された構成といえる。
### 体育祭後のコスチューム
体育祭で炎の個性と向き合ったことを契機に、職場体験以降は炎も使いやすいデザインへリニューアル。
白から紺色を基調としたジャケット/ベストスタイルになり、体温感知センサー付きのヒーター兼ラジエーターが襟元とベストに搭載される。
氷と炎両方の使用を想定し、体温を自動調整してオーバーヒートや低体温を防ぐ仕様。
機能はシンプルだが、個性の特性を的確に補助する実用派コスチュームである。
### さらなるリニューアル
『赫灼熱拳』など高出力技を扱うようになった春季には、コスチュームを再度アップデート。
全身にエンデヴァーのスーツを彷彿させるラインが入り、炎・氷の圧縮をサポートするプロテクターを両手首に装着する。
作者によると「機能を追求するほどエンデヴァーに似てくるジレンマ」がコンセプト。
腰部の傷薬容器が子供に「ち◯こみたい」と言われた件もあってか、なぜか4本から8本に増えるという謎の進化を遂げている。
## 個性:半冷半燃
### 個性の概要
ショートの個性は**「半冷半燃」**。
右半身で氷を操り、左半身で炎を操る、父と母の個性を併せ持った唯一無二の複合個性である。
氷は母の「氷を操る個性」を、炎は父の「ヘルフレイム」を受け継いでいる。
高い熱耐性も併せ持ち、常人なら近づけないような高温環境でも活動可能。
炎だけ、あるいは氷だけを長時間使用すると、体温バランスが崩れて動きが鈍くなる欠点がある。
炎と氷を交互・同時に使い分けることで体温を中和し、この欠点を解消するのが理想的な運用となる。
### 特性と戦闘スタイル
・ビル一棟を一気に凍らせる
・競技用ドームを超える高さの氷の壁を、タイムラグ無しで形成する
といった大規模な氷結攻撃を得意とし、制圧力はトップクラス。
一方で、攻撃が大雑把になりがちで、精密さにはまだ課題が残る。
林間合宿の「個性伸ばし訓練」以降は、炎と氷の同時使用がある程度可能に。
動きが鈍る代わりに、両極端な温度操作を同時に行う高度な応用ができるようになった。
## 必殺技
ショートの原作準拠の技名は、基本的にすべて漢字四字+ルビで統一されている。
ゲームオリジナル技などもあるが、ここでは主に原作・公式設定技を中心にまとめる。
### 穿天氷壁(がてんひょうへき)
右足を踏み込む、あるいは右手で掬い上げる動作から氷結能力を最大出力で発動し、巨大な氷の壁/氷塊を瞬時に形成する。
先端が尖った氷の塊が一気に立ち上がり、広範囲をまとめて制圧・遮断することが可能。
雄英体育祭で瀬呂範太戦にて初使用され、会場全体を凍らせる派手なデビューを飾った。
使用後は身体に霜が積もり動きが鈍るうえ、氷結能力も一時的に弱まるため連発は難しい。
### 膨冷熱波(ぼうれいねっぱ)
熱膨張の原理を応用した氷+炎の合成技。
周囲の空気を氷で急激に冷やした後、左の炎で一気に加熱して爆発的な膨張を起こし、超強力な爆風を発生させる。
体育祭での出久戦で初披露され、100%スマッシュと真正面からぶつかり合った数少ない技。
後にコントロール精度が上がり、「軽く気絶させる」程度の出力調整もできるようになっている。
### 光焔万丈(こうえんばんじょう)
ヒーロー仮免試験にて、士傑高校の夜嵐イナサとの合体技として使用。
イナサが起こす突風にショートの炎を乗せ、巨大な炎の竜巻(火災旋風)を発生させる。
対象を炎の渦の中に閉じ込めたり、直接巻き込んで攻撃したりと応用範囲が広い。
作中では技名は出ず、後に原作者によって「光焔万丈」と命名された。
### 赫灼熱拳(かくしゃくねっけん)
エンデヴァーが開発した奥義であり、インターンを通じてショートが習得した高火力技。
炎を極限まで圧縮し一点に集中させ、拳と共に放つ「一点高出力」の炎撃である。
体温が上昇し過ぎるデメリットがあるが、右半身の「氷結」による冷却でそれを補うのがショート流。
ショートは父ほどこの「点で放つ」動作に熟達しておらず、手首のサポートアイテムで補助している。
### 噴流熾炎(ふんりゅうしえん)
赫灼熱拳の応用技であり、全面戦争での死柄木戦で使用された派生技。
炎を溜めて圧縮し、拳の動きと連動させて最大火力の炎を連続して叩き込む。
### 赫灼熱拳・燐(かくしゃくねっけん・りん)
荼毘(轟燈矢)との決戦を前にしてショートが独自に編み出した「半冷半燃」の究極形。
心臓を中心に左右の力を同時に圧縮・維持し、熱と冷気を中和させることで「冷たい炎」を生み出す。
発動中は胸にX字状のオーラが出現し、右側が青白い冷炎、左側が橙色の炎となる。
胸の炎は触れても熱くなく、熱を中和する性質を持ち、出久からは「冷たい炎」と評された。
体力消耗が激しく発動・維持ともに困難だが、エンデヴァーを上回る火力を持つ荼毘の蒼炎を鎮めるほどの威力を持つ。
この形態から派生する技として、以下の二つがある。
#### 冷炎白刃(れいえんはくじん)
「赫灼熱拳・燐」状態で、冷たい炎の刃を形成し相手を切り裂く技。
触れたものを凍てつかせる性質を持ち、攻撃と制圧を兼ね備えた一撃となる。
#### 大氷海嘯(だいひょうかいしょう)
右手を中心にして至近距離から冷気を放ち、周囲一帯を一瞬で凍結させる大技。
荼毘の炎を鎮火しつつ、視界に収まる範囲を丸ごと氷漬けにするほどの広範囲制圧力を誇る。
### その他の技・ゲームオリジナル
#### フリージングディザスター
アーケードゲーム『僕のヒーローアカデミア ヒーローズバトルラッシュ』に登場するオリジナル技。
巨大な氷を形成して敵を凍らせる演出で、体育祭で巨大ロボットを凍らせた時のフォームに近い。
## 家族関係
### 出生と「個性婚」
父・轟炎司は、No.1ヒーローオールマイトを超えることを悲願としてきたNo.2ヒーロー。
自力でオールマイトを越えることを諦めた彼は、「自分以上の個性を持つ子どもを作る」という手段に走る。
「都合の良い個性」を基準に結婚相手を選んだ結果生まれたのが、炎と氷を併せ持つ「最高傑作」たる焦凍=ショート。
この「個性婚」によって、彼の家族関係は歪んだ形でスタートしてしまった。
ショートは5歳の頃から、父による虐待同然の過酷な特訓を受け続けてきた。
泣いても吐いても止められない特訓の中で、唯一彼の心の支えだったのは優しい母の存在である。
しかし、夫の暴走と息子への過剰な期待、板挟みの中で母は次第に精神を蝕まれていく。
ある日、祖母への電話中に、戸口から覗いていた幼い焦凍の左半分の顔に「炎司の面影」を見てしまい、衝動的に熱湯を浴びせてしまう。
この事件によりショートは左目周辺に火傷痕を負い、母は精神科病院へ隔離・長期入院。
ショートは「母を追い詰めた父」「母を殴る父」「自分の左側にある父の面影」を激しく憎むようになる。
彼のヒーローへの憧れはねじ曲がり、「母から受け継いだ氷だけでNo.1になり、父を完全否定する」ことが目標となった。
炎の個性を徹底的に拒絶し続けた背景には、この家族の悲劇がある。
### 雄英入学後と家族の「やり直し」
雄英体育祭で、出久から「君の力じゃないか!!」と炎を否定していることを叱咤されたことで、ショートは自分の原点を思い出す。
「父の力」ではなく「自分の力」として炎と向き合う決意を固め、No.1ヒーローを目指す覚悟を新たにする。
体育祭後には、十年ぶりに入院中の母を訪ね、そこで和解。
以降、休日には定期的に見舞いに訪れ、寮からもこまめに手紙を送るようになる。
また職場体験では敢えてエンデヴァー事務所を選び、これまで見ようとしなかった「ヒーローとしての父」の姿を直視する。
戦闘能力だけでなく、判断力や勘の良さも一流であることを認めざるを得ず、「父をヒーローとしてどう見るか」という葛藤が深まっていく。
テレビ中継されたハイエンド脳無との死闘で、瀕死のエンデヴァーがそれでも立ち上がる姿を見たショートは、思わず「見てるぞ!」と叫ぶ。
エンデヴァーもまた、No.1になった後、自らの家庭放棄を省みて償いを始める。
ショートは「母を苦しめた父」と「人々に賞賛されるヒーロー」としての父のギャップに悩み、「許せるようになるのを待っている」と出久に評される。
やがて家族全員が、過去の過ちと向き合いながら「変わろうとする父を見守る」という奇妙だが前向きな関係を築いていく。
## 対人関係
### 緑谷出久
ショートにとって出久は、「自分を変えるきっかけを与えてくれた」友人であり、深く信頼する仲間。
体育祭前まではオールマイトに似た個性を持つ出久に対し、実力的には格下と見つつも強いライバル心を抱いていた。
体育祭の騎馬戦では、封印していたはずの炎を、つい出久相手に使ってしまう。
その後のトーナメント2回戦での一騎打ちで、炎を拒むショートに対し、瀕死の出久は「君の力じゃないか!!」と真正面からぶつかる。
この一言がショートの心を打ち砕き、「父や過去に縛られず、自分のなりたいヒーローを目指す」方向へ舵を切らせた。
のちに荼毘戦で「俺の力だ ありがとな」と、体育祭と呼応する形で出久に感謝を伝えている。
USJ襲撃・ステイン戦・轟家訪問など、共に行動するエピソードが多いのも二人の特徴。
落ち込む出久に好物の蕎麦を分けたり、不在に真っ先に気づいたりと、ショートなりに出久を気にかけている。
### 飯田天哉
ステイン事件を通して、「親友」と呼べる関係になったクラスメイト。
復讐心に囚われた飯田に対し、ショートは戦闘中に「やめて欲しけりゃ立て!!! なりてえもんちゃんと見ろ!!」と喝を入れる。
この言葉がきっかけで飯田はヒーローとしての初心を取り戻し、「君のおかげで俺はなりたいものになれた」と後に感謝を伝えている。
第二次決戦終盤では、ショートの氷と飯田の「エンジン」を組み合わせ、戦闘機並みの速度で荼毘の元へ駆け付けるコンビネーションを披露した。
### 爆豪勝己
体育祭決勝で戦ったライバルの一人。
ショートが炎を本気で使わないまま戦い、結果として爆豪を怒らせたため、「舐めプ野郎」などと激しく罵倒される。
お互いにトラブルから仮免試験に落ちたこともあり、仮免講習でも一緒になる。
爆豪はショートに対し常にケンカ腰だが、ショート側はあまり気にしていない様子で、インタビューでは「仲はいいです」と答えるほど。
爆豪本人は全力で否定しているが、共闘時は息の合った戦いぶりを見せることも多い。
ショートにとっては、良くも悪くも刺激をくれるクラスメイトの一人といえる。
### 瀬呂範太
体育祭1回戦の対戦相手で、ショートにとっては「初期ろき君時代」を知る数少ないクラスメイト。
瀬呂は社交的な性格もあって体育祭後は普通に仲良くなり、文化祭演出班での協力や寮での交流など、ちょくちょく一緒に行動している。
体育祭でのガチガチにキレていたショートを「初期ろき君」と命名したのも瀬呂。
終盤、悲劇を肯定するヴィランに対し、「悲しー事なんざ あるよりない方が良いだろ!」と、轟家の事情を引き合いにしつつ真っ向から否定するなど、ショートの過去も理解したうえで側にいる友人の一人である。
## 学園生活・主な活躍
### USJ襲撃
USJ襲撃では黒霧のワープで葉隠と共に飛ばされるが、合流後は出久・爆豪・切島と一緒にオールマイトのサポートへ。
氷の個性を活かし、多数のヴィランを一気に制圧するなど、1年生ながらプロ顔負けの動きを見せる。
### 雄英体育祭
障害物競走や騎馬戦で大活躍し、トーナメント戦で出久や飯田、爆豪と戦います。
出久の一言で「炎」の力を父のものではなく「自分の力」として向き合い始めます。
### 家族との和解
母との関係修復のために病院を訪れ、父のヒーローとしての一面を知り、自分の中で答えを探し始めます。
エンデヴァーとの距離も少しずつ縮めていきます。
### ステイン事件
出久や飯田と協力してヒーロー殺しステインと戦い、協力の大切さを学びます。
この事件がきっかけで飯田と深く信頼し合う親友となります。
### 林間合宿と爆豪救出作戦
林間合宿での敵襲や爆豪救出作戦にも果敢に挑み、仲間と力を合わせて困難を乗り越えます。
### 仮免試験とさらなる成長
仮免試験では失敗も経験しますが、互いに高め合う仲間たちと絆を強め成長します。
### インターンと父との関係
エンデヴァーの事務所でインターンを経験し、エンデヴァーがヒーローとしてどんな人かを近くで知ります。
そして自分も強いヒーローを目指すようになります。
### エンディングとの戦いと荼毘との決着
ヒーローとしての活動だけでなく、家族全員で兄・荼毘(だび)と向き合い、激しい戦いの末にお互いの気持ちをぶつけ合います。
荼毘との決着後は、家族の新しい絆も生まれました。
### 最終決戦とその後
ショートは仲間とともに大きな戦いの中で活躍。
その後は立派なヒーローとして活躍し、将来は父と同じNo.2の座につくほどの人気者になりました。
## その他
- 雄英高校ヒーロー科1年A組15番
- 凝山中学校出身
- 好きな食べ物は冷たい蕎麦(温かいのは苦手)
- 性格はクールだけど本当は優しい
- 父は現No.1ヒーロー、母は氷の個性持ち
**第1種目 障害物競走**:2位でゴール。
**第2種目 騎馬戦**:飯田・上鳴・八百万とチームを組み、1位通過。
**決勝トーナメント**
・1回戦:瀬呂範太に対し「穿天氷壁」級の氷結で圧勝。
・2回戦:緑谷出久と激闘を繰り広げ、「膨冷熱波」で勝利。炎の個性を受け入れる転機となる。
・準決勝:飯田天哉と対戦し勝利。
・決勝:爆豪勝己との試合では、炎を最後まで出し切れず敗北。「本気で戦わなかった」と爆豪を激怒させる。
体育祭での出久との対決は、ショートにとって過去の呪縛を断ち切るターニングポイント。
ここから彼は「なりたい俺になる為に」歩き出すことになる。
### 職場体験・ステイン戦
職場体験では、あえてエンデヴァー事務所を選択。
保須市襲撃事件に巻き込まれ、ステインに挑む出久と飯田の元に駆け付ける。
復讐に囚われた飯田を叱咤し、三人で協力してステインを撃破。
その後、未熟さを痛感しつつも、三人で「共に強くなる」ことを誓い合う。
### 期末試験(対相澤戦)
八百万百とコンビを組み、担任・相澤消太と対戦。
序盤はショート中心の作戦で動くものの、相澤の読みの鋭さにより逆に追い込まれ、ショート自身が捕縛されてしまう。
完全に自信を失った八百万に対し、ショートは彼女の能力を信じて励まし、作戦立案を全面的に託す。
結果、八百万の冷静な判断と創造力で相澤を出し抜き、無事勝利を収める。
### 林間合宿・爆豪拉致事件
林間合宿では個性伸ばし訓練で炎と氷の同時使用を鍛えつつ、敵連合の襲撃に対応。
暴走した常闇のダークシャドウを、爆豪・出久と共に炎と爆破の光で鎮める。
その後、爆豪を護送する途中でMr.コンプレスに爆豪と常闇を奪われ、追跡戦へ。
青山のレーザー援護もあり常闇は取り戻すが、爆豪だけは荼毘に奪われてしまう。
後日、出久・切島・飯田・八百万と共に爆豪救出作戦を決行し、見事奪還に成功。
ショートは自分が守り切れなかったことへの自責から、救出行動にも深く関わることになる。
### 仮免試験・補講
一次試験では開始早々単独行動に出るも、クラス最速で合格。
二次試験ではギャングオルカとの戦闘訓練中、士傑高校の夜嵐イナサとエンデヴァー絡みで口論になり、真堂を巻き込む大失態を犯す。
終盤は出久の一喝を受け、夜嵐と即席の合体技「光焔万丈」でギャングオルカを一時封じる。
しかし作戦中の私怨による大喧嘩が減点となり、爆豪・夜嵐と共に仮免不合格となる。
補講では、問題児ばかりの子ども達の心を掴む課題に挑戦。
夜嵐やケミィとギクシャクしつつも協力し、子どもたちとの交流を通じて少しずつ成長していく。
### A組・B組合同戦闘訓練
第3試合で飯田・障子・尾白とチームを組み、B組の角取・骨抜・回原・鉄哲と対戦。
試合前に常闇から「トップヒーローの名を背負う者」として期待を掛けられ、エンデヴァーとの関係に再び向き合うことになる。
開幕の「穿天氷壁」で一気に決めようとするが、骨抜の個性で氷を柔らかくされ、鉄哲との相性の悪い一騎打ちへ。
オールマイトやエンデヴァーのような力押しスタイルで「赫灼熱拳」を使おうとした刹那、骨抜の不意打ちを受けて気絶し、試合は引き分けとなる。
この経験から、さらなる成長にはエンデヴァーの助力が不可欠と悟り、エンデヴァー事務所へのインターンに繋がっていく。
### 冬季インターンと全面戦争
冬のインターンでは、受け入れ先のない出久・爆豪を誘い、エンデヴァー事務所で修行。
ヒーローの基本三項「避難・救助・撃退」のうち、ショートは主に「撃退」を担いながら、内面的な成長を求めて活動する。
夏雄を狙ったヴィラン・エンディングとの戦いでは、三人の連携で完全勝利。
エンデヴァーの仕事ぶりを間近で見る中で、「父がどれほどの努力で今の強さを得たか」を知ることになる。
全面戦争では避難誘導から死柄木戦線へ合流し、そこで荼毘の正体が長兄・燈矢であることを知る。
エンデヴァーを上回る火力を持つ荼毘に苦戦し、一度は敗北するが、その後の第二次決戦で「赫灼熱拳・燐」を完成させ、兄との決着へ向かう。
## ヒーロー観とオールマイトへの憧れ
多くのキャラクター同様、ショートもオールマイトから強い影響を受けている。
出久が「救う姿」、爆豪が「勝つ姿」に憧れたのに対し、ショートは「そう在るべくしてヒーローであるナチュラルボーンな在り方」に憧れた。
「何者にも囚われず、なりたい自分になる」ことがショートの大きな指針であり、家庭環境や父との確執を乗り越えようとする動機ともなっている。
家庭とヒーローの在り方がしばしば対立して描かれる本作において、トップヒーローの息子である彼は、そのジレンマを象徴する重要なキャラクターといえる。
## すまっしゅ!!でのショート
ギャグスピンオフ『僕のヒーローアカデミアすまっしゅ!!』では、ツッコミよりもボケ寄りのポジション。
「半冷半燃」を新感覚として推す女子たちに奇妙なファンクラブを作られたり、ヴィランを改心させてしまったりと、本人無自覚の影響力を見せる。
本編同様に父親への嫌悪を抱いているが、体育祭の心の地雷イベントでは「お父さん大好き!!」という本音が暴露され、真っ先に意気消沈する。
以降、「父」というワードに過敏になり、「倒産」を「父さん」と聞き間違えたり、ヒーローショーの親子シーンで感涙するなど、ギャグ寄りに掘り下げられている。
## 余談・トリビア
・『空想科学読本』で知られる柳田理科雄氏から、「熱を奪って捨てる」低温系能力をきちんと描いた稀有な例として、ショートの氷の個性は高く評価されている。
・ショートは作中で技名をあまり叫ばないため、長らく技名不明の必殺技が多かった。『膨冷熱波』はNo.219、『穿天氷壁』はNo.241にてようやく名前が判明している。
・作者は「轟はなるべくかっこ悪い部分は描かないようにしている」と語っているが、『雄英白書Ⅱ』では寝相が悪く、頭と足の位置が反転していたというちょっと残念な姿が描かれた。
・TikTokでは、生まれつき右目周りに痣のある少女が轟焦凍のぬいぐるみを見て「私みたい」と喜ぶ動画がバズり、3000万回以上再生された。
原作者・堀越耕平や声優・梶裕貴もこの動画を認知しており、梶は「重い過去ですら誰かを救う可能性がある」とコメント。
ショートが作中だけでなく、現実の誰かにとってもヒーローになった象徴的なエピソードとなった。